折り込みチラシのアイデアを考える時、重要視しているのは、その日折り込まれるチラシで一番目立つということです。新聞には日によっては多くのチラシが折り込まれますから、まずそこで目立たない限り、見てもらうことができません。新鮮館おおまちのお盆の市のチラシでは、ビジュアルでまず目を引くという方法を取っているので、一番目立つところに入るイラストには気を使います。今まで数多くの広告制作を手掛けてきましたが、死者(=ご先祖様)をビジュアルに使ったのは初めてのことです。インパクトがある一方で、不謹慎だ!と言われるのではないかと心配していたのですが、そういったネガティブな意見はなく、多くの人が受け入れてくれました。自分たちが余計なストッパーをかけることで、表現の幅を狭めているのではと反省させられました。
今回制作に携わったのは20代女性二人のチームです。今まで枠に収まらない自由な発想に刺激を受けましたし、頼もしく思いました。