鎌田鈑金工業は今年50周年。オリエンテーションの場で、社長から「うちの50周年は『50執念』なんです」と言われたことが印象に残っています。創業時は先代社長とその奥様が夫唱婦随。会社を軌道に乗せるために、朝から夜まで働いていた。そして、その姿を見て育った現在の社長は、先代の「絶対(事業を)成功させる」という執念を感じていたそうです。A5サイズで、しかもマンガ付き。鎌田鈑金工業らしい軽やかさを感じさせる執念誌となりましたが、その内容は、創業時の苦闘や転換期の奮闘がちりばめられています。「周年誌」というと、立派な装丁の重厚感を感じさせるものが多いのですが、鎌田鈑金さんのようなスタイルはこれからの周年誌の一つの選択肢になると感じています。手に取ってもらった方に隅々まで読んでほしい周年誌。それを常に意識しながら、文章量も練り上げています。