松下幸之助さんの言葉に
「好況よし不況なおよし」という言葉があります。
「好況」以上に「不況」は喜ばしいことという言葉には
経営の本質があると思います。
「不況」になるというのは、
生活者の目をシビアなものにし、
企業には考える機会を与えてくれます。
買い物する時に失敗したくない、納得できるものを買いたい。
不況の時には、生活者は「価値」に対して敏感になります。
そして、そのシビアな目を持つ生活者に選ばれるために、
企業は自社の製品をもう一度見直し、改善を行います。
「不況」に鍛えられ、その「不況」を乗り越えた先には、
「生活者の厳しい目にも叶う商品を提供している企業」が出来上がります。
岩手の企業はコロナウイルスに痛めつけられている。
町を歩いても活気がない。
しかし悪いほうに考えたら、キリがない。
恐れたところで、どうしようもない。
「不況」に対する向き合い方も企業の「価値」なのだと思います。