例えば、風邪をひいたとします。
明日には、得意先の訪問の予定が入っていて、
何とかそれまでに今の症状がおさまるようにしたい。
その場合に必要なのは、風邪薬です。
そして、世の中には
「風邪はもちろん、頭痛の抑制、関節痛にも効きます」
というような薬もたくさんあります。
風邪の症状をやわらげたいということであれば、
それらの薬ではなく、
風邪の症状に効く薬を迷わず選ぶと思います。
僕はブランディングというものは、
この風邪薬の話に似ていると思うのです。
お客さんの立場からすると、
簡単に理解でき、そして、それが自分のメリットになるものを
望んでいます。
ただ、そのお客さんが見えていない企業は、
多くのものを詰め込もうとします。
「風邪はもちろん、頭痛の抑制、関節痛にも効きます」
というような状態になってしまう例は少なくありません。
言いたいことはたくさんあるけれど、
お客さんがうちの会社に感じるメリットはこれだ!
というものが絞り込むことも大事だと思います。