ヨーロッパの街並みが美しいことは知られています。
例えば、僕も訪れたことがある
スウェーデンでのストックホルムでは、
街の中心部に18世紀に建てられた建物が並んでいます。
美しいだけでなく、歴史を大事にしてきた気持ちが伝わってきます。
そして、そういう街の成り立ちを掘り下げていくと、
住民たちが自主的に作ったルールがあることがわかります。
個人ではなく、街全体の利益を考えた運営がなされている。
もちろん個人の自由という意見もあると思いますが、
街全体の価値を保持する、あるいは向上させるということであれば、
ここに暮らす人たちが共有し、意思を示していくことで、
これらの街並みが守らているのだと思います。
最小単位である個人の利益や利便性はもちろん大切です。
ただ、これから人の力、「民力」というものがさらに
重要視されてくると思いますし、
またそれらを徹底することで「価値」というものが
作られていくのだと思います。