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広告業界から無くなっていく仕事 [1]

広告業界から無くなっていく仕事。

グラフィックの分野からまず無くなっていくのは、
周年誌、学校案内、カタログギフトなどの
厚みがあって、同じレイアウトが繰り返される
デザイン領域の仕事です。

なぜ、無くなってしまうのか。

同じページレイアウトの繰り返しの作業は
AIが一番得意な仕事だからです。
学校案内などはぺージ数も多く、
労力がかかる仕事。
デザイナーの根気が求められる仕事でしたが、
それらは、AIならば、ものの数分で出来てしまいます。
そして、時代的にも紙などの資源を使わない方向に
どんどん向かっていきますし、
WEBで十分代替可能なものです。

そして、商品チラシなども同じ運命にあります。
商品チラシの特性上、アイデアではなく、
限られたスペースに商品を入れこむということが求められます。
ルールに従って、要素を入れこんでいくという作業も
AIが得意とする分野です。

これらの作業領域。つまり古いタイプのグラフィックのデザイナーが
やっていた仕事はほぼAIに代替されていくというのが僕の見立てです。

そして、この領域で残るのは、調整力の部分です。
AIが作ったものを、地域などの特性などに合わせて調整していく。
あるいはターゲットのニーズに合わせて調整していく。
そういう部分のみを人間が担うようになると考えています。