書籍の発行点数のピークは、
2013年の8万2,589点です。
それが2022年の調査では、6万6,885点へ減少。
雑誌はそれ以上にひどい。
2005年の4581点をピークに、
2022年には2482点まで落ち込んでいる。
ほぼ半数になってしまったと言えます。
書籍不況、出版不況。これはずっと言われ続けている。
ただ、僕はそれとは違う流れが徐々に生まれてきているように思います。
僕の周囲では、ネットでの情報過多の状況に疲れてきている人が多い。
薄っぺらなネットの情報に辟易としている人も少なくない。
もう一度、自分の目で選び、自分の必要な情報を選び取りたい。
さらには、ちゃんと深さを持った学びを得たいという人が増えていることを感じる。
ネットに振り回されずに、自分の頭で考える。
そういう意識が強まってきていると思います。
もちろんこれからの形は、紙媒体ではないかもしれない。
ただ、ちゃんと骨のある情報を得る手段は
ネットではないような気もしています。