先日知り合った製造メーカーは
すごく地道でありながら、「新しい求人活動」をしています。
あえて「新しい求人活動」と書きましたが、
実は本来の姿に戻ったと言えるのかもしれません。
TVCMなどの派手な広告はしていません。
ただ普段から学校に関わり、
地域貢献の活動として、自分たちのノウハウを伝えたり、
周囲に声掛けして、授業のお手伝いをしたりしています。
ほとんど無償の行為です。何年も続けています。
これによって、どんなことが起きているか。
地元の高校では、すごく身近な企業となり、
求人をすれば、安定的に地元の高校生らが門を叩く。
製造業というのは、なかなか人が集まらない業種になっているにも関わらず、
この会社は安定的に人材の確保が出来ています。
僕は広告制作もしているので、
TVCMや会社案内を作ってもらったほうが
利益機会となります。
ただ、本当に求人で効果を出そうと思ったら、
こういった地道な活動を続けることが大事だと考えています。
続けるということは、大変な覚悟がいりますし、
労力もかかります。それをあえてやることに意味がある。
結局は人と人の関わりです。
人として、学校、生徒と関わり、
認知し、理解することで、
「この会社で働いてみたい」
「こんな先輩といっしょに仕事をしてみたい」
と思うのではないでしょうか?
かつては、多くの企業がこのような方法で
人材を集めていた。しかし、便利なコミュニケーション手段が増えることで、
そういうところからは遠く離れてしまった。
紹介した企業は、なかなかできないことを実践しているのだと思います。