仕事の中には、「チームを強くする仕事」というものがあります。
非常に感覚的なものですが、それは確実に存在します。
例えば、競合プレゼン。
数あるプレゼンの中で、
「この仕事を取ることで、うちのチームはさらに強くなるな」と
感じる仕事があるのです。
僕はこういう仕事の時には、俄然力が入ります。
そして、そのプレゼンに参加する意味、意義を
社内でもちゃんと伝えるようにしています。
そして、それは効いたスタッフも同じです。
やはり、「これは自分のステップアップにつながる」という
感覚を持つことで、企画の精度は上がっていきます。
もちろんすべてを獲得できるわけではありません。
ただ「これはどうしても獲得したい」と思う仕事は
7割くらいは獲得できていると思います。
今年はセリーグでジャイアンツが4年ぶりの優勝を果たしました。
優勝するチームというのは、やはり落とせないゲームを勝ち切っています。
そして、それに勝利することで、チームはどんどん勢いづいていった。
阿部監督は、やはり「この試合を勝つことで、チームはもっと強くなる」という
感覚があったと思います。
だからこそ、その落とせないゲームを全力で取りに行き、しかも勝ち切った。
普段の仕事は大切ですが、スタッフの能力を伸ばしてくれるのは
やはり価値ある仕事をすることです。評価につながる仕事をすることです。
僕はスタッフが輝くための仕事を獲得することも重要な仕事だと思います。
これから長く仕事をしていくスタッフのキャリアを見据えながら、
ちゃんと自分の価値を上げる仕事を用意する。
なかなか難しいことですが、やりがいがあります。