会社のスタッフ構成で重要になるのが、
ピーク年齢に時間差を付けるということです。
制作会社の成り立ちというのは、
たいがいの場合、仲のいい人たちが
いっしょに仕事を始めるというケースです。
そして、たいがい年齢も近い。
もちろん、それには、阿吽の呼吸であったり、団結力であったり、
そういうメリットもあるのですが、
ともに年を取り、ともに衰えていく。
というデメリットがあります。
僕はライト・ア・ライトという会社を長く続けていくために、
スタッフの年齢構成にも気を遣っています。
同じ年代が固まりすぎないように、キャリアや能力に差が出るように、
そういうことを常に意識しながら、採用活動も行っています。
年齢の幅ができることで、
それぞれの年代ならではの視点を手に入れることができる。
20代ではわからない生活感覚も、年代が上のスタッフに聞けば、
そのリアリティがわかる。
キャリア差があれば、自然に教える、育てるという意識を
年齢が上のスタッフが持てるようになります。
ピーク年齢を迎えるスタッフがいれば、
その下の世代の補強も計画的に考えるようになります。
そういうサイクルをちゃんと会社に根付かせていくことも大事な仕事だと思っています。