企画を考える時に大事にするのは、
「根拠のあるイマジネーション」ということです。
事実(=課題)と夢。
この二つをつなげることが企画が担う大きな役割だと思います。
事実というのは、変えようがないことです。
そして関わる人の多くが感じている不便だったりします。
その課題を変換することで、
今までと違う効果を生み出す。違う未来(=未来)へ結びつける。
この事実と夢の間には大きな川が横たわっています。
そこに、予算設計、実現可能性などという橋を架けて
結び付けていかなければならないのです。
事実の向こうにかすかに見える夢の姿は、
とても渡り切れるとは思えないものです。
「こんな大河を渡ることはどうやっても無理だよ」
と萎んでしまうことのほうが多い。
ただ、そこに橋があれば、事態は一気に動き出すのです。
これならばできそうだと思うことができる。
企画プランナーは人を動かすことに汗をかかなければならない。
机の上だけで作った企画はどうやっても上滑り。
ちゃんと実体を見つめ、そして、関係する人に話も聞きながら
組み立てていかなければならない。
文章ばかりの企画書では、伝わりにくいのであれば、
イラストや図を交えて、よりみんなが共感できるものにしなければならない。
そういうことの作業をすることが企画プランナーなのです。