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SNSは公園

SNSを使ったコミュニケーションを検討している企業が
増えていることを感じます。

そして、聞かれるのは、
「SNSで売上を伸ばすことはできるのか?」
ということです。

その答えとして用意しているのは、
「今より悪くなることはない。
 ただ『長く続ける』ことができないならやらないほうがいい」
というものです。

SNSのイメージは公園みたいなものです。
様々な年齢の人が、思い思いに訪れる場所です。
趣味趣向も多様です。
そして、その中に「モノを買いたい」と思っている人もいますが、
積極的な人はほとんどいないことが予想されます。

その中で、「うちの商品を買ってください」と声高に言ったところで
振りむいてもらえません。
例えば、自分が公園に出かけていたとしたら、
そこで大声でセールスをかけられたら
興ざめでしょうし、むしろ悪感情を抱くかもしれません。

モノを売りたい、自分の存在に気づいてもらいたい。
その気持ちはわかるのですが、
その行為自体がSNSには向いていないのかもしれません。

公園からすると、何気ないけれど、
いつもあそこにお店を出しているな。
なんか気になるな。
そういう存在のほうが好ましいと思うのです。