日本というマーケットはどんどん縮小していきます。
そして、岩手県においては、縮小はさらに顕著です。
確かに人口が減って、人不足の産業はあります。
ただ、それは一部の産業に限られていて、
人は足りないけれど、そんなに人を増やすことはできない。
そう思っている企業のほうがはるかに多いのです。
例えば、飲食業。
食べる「口」がどんどん減っていくことで、
今の飲食店の数では立ち行かなくなります。
例えば、農業。
作り手が高齢化していて、廃業する人も多い。
その一方で就農人口は思うように増えていません。
例えば、建設業。
人力に頼る部分が多く、人の確保は大きな問題。
ただ、公共工事が絞られることで、売上を上げることが
以前よりも難しくなってきています。
例えば、広告業。
広告を出したい企業の業績が悪くなれば、
やはり広告費は削減されます。それもいちばん最初に。
広告代理店、広告制作会社の制作単価はどんどん下がっていきます。
下がるだけならいいのですが、仕事がどんどん減っていく。
今までの仕事のやり方をしているだけでは、衰退していくしかないのです。
最近、協力いただいている企業から、
より連携を強めていきたいという提案を受けました。
その会社は営業力は十分に整っている。
人を動かすことはできるけれど、企画の部分ではノウハウがない。
それを踏まえ、両社の強味を売り物にしていこうという考え方です。
営業力×企画力=仕事を生み出す力
こういう取り組みは面白いと思いますし、これから業績を伸ばしていくためには、
必要なことなのかもしれないと考えています。