message

どうやって知識を身に付けるのか?

教育の現場でも使われている「ラーニングピラミッド」というものがあります。

どれだけ学んだことが身に付いているかを学習定着率という
指標で示しているものなのですが、

講義(5%)、読書(10%)となっています。
これを見ると、通常の授業スタイルでの定着率が低いことがわかります。

その一方で学習定着率で高いスコアを示しているのは、
グループディスカッション(50%)、自ら体験する(755)というものです。

ライト・ア・ライトは小さな会社です。
働くスタッフみんなが忙しい状況で、後輩を育てることはなかなか難しい。

それを重々承知した上で、今、ライト・ア・ライトが実践しているのは、
チームで仕事をするということ、小さなことでいいから仕事を任せるということです。
チームで話し合う場面に参加することで学ぶことは多いし、
そこで発言することで、自分の考えが整理されていきます。

また、キャリアが浅くても、仕事を任せる。それは責任を持たせるということです。
責任を負った人間は、自分の力で乗り切る方法を考えます。
どづやればできるのかを自分で考えるようになります。

そして、ライト・ア・ライトには、豊富な蔵書があります。
仕事のことであれば、参考となる資料はたくさんあるし、
さらには体系的に学ぼうという思いに対しては、
レベルに合わせた指南書もたくさん揃っている。

教わるということを前提にするのではなく、
まず、現場に飛び込んで、そして、そこで自分に足りないものを見極める。

そこまで進んだ上で、本を読んで勉強することができる。
そういう環境を社内に整えています。
もちろん、この段階になると、先輩もアドバイスできるようになるのです。

ちなみに、学習定着率で、一番スコアが高いのは、
他人に教える(90%)です。

今、学生のアルバイトが来ていますが、
僕はヒントだけを与えるようにして、答えは言わない。
自分の頭で考える習慣を持つことはすごく大事なことだからです。
考えた上で、動き、そして、わからないことは、本を読むなり、先輩にアドバイスを求める。

そういうサイクルを小さな会社の中に作っています。