新卒で会社に入った時、
いろいろな年齢の人がいるけれど、
「なんだか学校の延長みたいだな」と
思ったことを覚えています。
日本の会社は、
世界的にも珍しく
新卒一括採用をまだまだ行っています。
諸外国では、ほとんどそういうシステムはありません。
そして、入社したその日から即戦力で働くことを求められます。
日本の場合、
入社した後にも研修など、育成に時間をかける。
「教える」という過程が存在します。
それこそが学校に似ていて、
僕が感じた違和感の根源はそこにあるのかもしれません。
「教える」と「学ぶ」。
この二つは似ているように見えて、向き合い方がまるっきり違います。
「教えてもらおう」という受け身の姿勢ではなく、
自分から「学び取ろう」という能動的な姿勢では、
大きな差が出ます。
学校を出た後は、教わること以上に、自分の頭で考え、判断し、行動することが
価値を持ちます。学校と同じように「教わる」姿勢ではダメなのです。
学校と会社の違いだけをちゃんと教えればいい。
ギャップが生まれます。
辞める理由が「ちゃんと教えてもらえない」というようなことになる。