「おもしろい」の反対語は、「わからない」です。
どんなに自分が素晴らしいと思ったものでも、
受け取った相手がわからないものはまったく意味をなさない。
どんなに自分が便利だと思うものだとしても、
周りがその便利さを理解できないのであれば必要とされない。
僕は企画書を書く際に、そういったことを意識しています。
決めるのは相手であり、自分ではありません。
だから、相手に「伝わる」ものであることが大事ですし、
企画者の最低限の礼儀だと思っています。
企画を考える際、企画者は
このアイデアはおもしろい!と思う瞬間があると思うのです。
もちろんそれはそれで悪くないのですが、
一旦冷静になって、
相手にとっては、どうだろうか?
と考えることが大切です。
いいアイデアだったのに、得意先に理解力がなかった。
斬新なのに、それを受け入れる余裕がなかった。
負けたプレゼンで、そんな言い訳は何度も聞いてきた。
そして、どんなに自分の正しさを主張したとしても、
その結果が変わることはありません。負けは負けなのです。
本当に強い企画者というのは、相手側の立場を考えられる人だと思います。