広告が瀕死の状況だったら、必死に看病したい。
そう言ったのは、クリエイティブディレクターの箭内道彦さん。
箭内さんも還暦ですが、未だに第一線で仕事をなされていますし、
しかも、大御所感を漂わせない軽やかさを持ち合わせています。
そして、箭内さんの発言を読むにつけ、
この人は本当に広告の仕事が好きなんだなということがわかります。
これは世代が深く関わると思うのですが、
僕も箭内さんと同じように、広告に夢をもらってきました。
商品だけでなく、知らない国の風、魅力的な人物も
広告に教えてもらった。だから、広告の仕事が楽しいし、
広告がダメになってきたと言われるとむきになってしまう。
お盆休み中は、広告の企画書もたくさん書いていた。
そして、それは僕にとって辛いことは何一つなくて、
得意先のことを考えるのが、本当に楽しいのです。
僕は心底、広告の仕事というのは楽しいものだし、
広告はまだまだ大丈夫だと思っています。
箭内さんと同じように、
広告が瀕死の状況だったら、必死に看病したい。
そう思うのです。