2つ年上の年配がガンで亡くなりました。
人生100年時代と考えると、あまりにも早すぎる。
この方は、前の会社の先輩。
ガリガリの体育系なのですが、妙に優しい。
独身の頃、ひどい風邪をひいて、休んだことがありました。
その時にこの先輩が、コンビニで買ってきたヨーグルトとか、
パンとかを家に持ってきてくれた。
そういう優しさのある人だったのです。
仕事では、相当やらかした。
自分の守備位置だけをしっかりやればいいのに、
派手に横っ飛びして、それが大失敗につながる。そんな感じ。
この先輩の訃報を受けて、
昔の仕事仲間と連絡を取った。
みんな驚くとともに、どこかにくめなかった先輩の思い出話を繰り返した。
あの時の苦い失敗も、時間が経って、笑い話になっている。
そして、この思い出を僕たちに置いていってくれたのは、
まぎれもなく、亡くなったこの先輩なのです。
そして、多くの人が先輩を愛していたことを実感する。
これほど価値のある人生は、なかなかないと思うのです。