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ホセ・アルトゥーベ

メジャーリーグのヒューストン・アストロズに
ホセ・アルトゥーベという選手がいます。

首位打者3回だけでなく、
通算200本塁打以上。
まぎれもないスラッガーです。

このホセ・アルトゥーベ選手は、
身長が167cmしかありません。
メジャーリーグの中では本当に小さい部類だと思います。

僕はこの選手を見て思うことがあります。
プロ野球に入る前の指導者が、
「おまえの身長ではプロは無理だ」とか
「振り回すんじゃなく、コツコツと当てていくバッティングをしろ」とか、
そういうことを言わなかったと思うのです。
ある意味、今までの例に当てはめるのではなく、
選手の特性をちゃんと見極める指導があったのだと思うのです。

だからこそ、ホセ・アルトゥーベというスラッガーが誕生につながった。
型にはめこむような指導では、このような選手は生まれなかったと思います。

もう言い尽くされていますが、大谷翔平選手もそうです。
誰もやろうとしなかった二刀流への挑戦。
「プロは両方できるほど甘くない」
「一つに絞らないと結局中途半場になる」
そんなことを言われたものです。
ただ、それらの意見に飲み込まれずに自分の道を貫いたからこそ、
今の大谷翔平がいて、ファンはとてつもない夢を見させてもらえる。

「この社員は、こういうタイプだから」
という決めつけは本当にいけないことだ。
「専門的な教育を受けていない人に、この仕事は無理だ」
そんな風な考え方が業界の未来を暗くするのです。きっと。