今まで「正解主義」がはびこってきた。
僕もその正解主義の中で育ってきたからよくわかる。

「物事には正解がある」という前提で、
生きてきたのです。
勉強して、有名大学に入って、大きな会社に入る。
それが「正解」とされ、それを目指すように教育されてきた。

この「正解主義」に乗っかることが
日本の強みを作り出したのも事実です。
正確で高い品質の製品を生み出すことができた。
自動車産業などはその象徴でしょう。

しかし、もはや正解を出すだけでは、もう通用しない世の中になっています。

今までの「正解主義」の中で生きてきた人にとって、これはなかなか辛いものです。
今までの人生を否定されているようなものです。
一生懸命勉強してきたことが役に立たないと言われているわけですから。

「正解主義」に変わって注目を集めているのが「修正主義」です。

一発で、短時間で、正解を出す能力よりも、
不完全でもいいから、数を打って、その中で軌道修正しながら
正解を見つけられる人がこれから評価される時代になっていくと思うのです。