広告の仕事をしていると、
どうしても、会社や商品にフォーカスを当ててしまいがちです。
ただ、そういうルールからスタートすると、
なかなかアイデアは広がっていかない。
多分、同じことを感じている人は多いと思う。
僕は、広告を作る際にも、人と人だと思うのです。
(製品をつくる)人と(それを選び、使う)人。
この関係性でアイデアを考えたほうがたいがいアイデアもうまくいく。
というか、私たち(企業)という得体の知れないものの言葉は
なかなか刺さりにくい。
人間がいて、向こうにいる人間に話しかける。
そういうスタートのほうが届くものになると思っています。
仕事をする前に、工場を見学することがあるのですが、
やはりそこで働いている姿を見て、その方々から説明を聞くと、
すごく納得できることが多いのです。
そして、こういう人たちのつくった製品であれば、使ってみたい、買ってみたいと素直に思うのです。
広告って、やっぱり人と人だと思うのです。