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感情系と思考系

人間の脳というのは、感情系と思考系に分かれています。

そして、感情系のほうが優位に立ちがちなのだそうです。

やらなければならないことに取り掛かれなかったり、
困難から回避することばかりを考えてしまったり。

それは感情系が優位になっている状態です。
人間の脳は楽なほうを選ぶ。苦労を嫌う性質があります。
そうならないために感情系の脳を鍛えていかなければならない。

これは友人の精神科医に教わったことなのですが、
多くの「他人」と話し、コミュニケーションを取ることは、
感情系の脳を鍛えることに一番いいそうです。

例えば、家族とか、狭い範囲でしか話す相手がいない。
これは、脳がすごく楽な状態なのです。
家族というのは、自分を無条件に受け入れてくれますし、認めてくれる。
それは楽をしたい脳にとっては、大好物の環境なのです。
ただ、感情系の脳はどんどん悪いほうに向かっていく。

一方で「他人」というのは、自分でコントロールすることはできません。
価値観も違いますし、理想も違います。
そういう多くの視点に触れることで、感情系の脳は鍛えられていくのです。

小さな枠。「身内」的な関係性の中だけで生きていくのは、
楽だし、心地いいかもしれません。
ただ、それは、狭い見識しかない人間になってしまうのです。