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中小企業の仕事

中小企業の初めての仕事は、いつも以上に力が入ります。
それはやはり自分の中に「中小企業ブラッド」が流れているからだと思います。

昨年亡くなった父は、
その直前まで働いていた。
僕はこの20年くらいの間、
いつも「一関に戻って、家の仕事をやれ」と言われて続けてきた。
そして、その想いに応えることは最後までできなかった。

その時、その時に良かれと思う選択をしてきたつもりですが、
それは父が望む選択ではなかった。
僕は父が亡くなった時、いちばん悔いたのはこのことでした。
最後まで親孝行できなかったなと。その想いはずっと残り続けている。

中小企業というのは、浮き沈みの連続です。
というか、「沈み」の時のほうが圧倒的に多い。
その中で時折、「浮き」というよりも安定している時期がある感じです。

僕は父親のそんな背中を見て育ってきましたし、
苦労していた姿のほうが鮮明に残っています。

だからこそ、中小企業の仕事には、力が入る。
というか、絶対失敗できないという思いが強い。
失敗することで、その会社が傾いてしまうことも考えられるからです。

社長といっしょになって、経営を考える。
広報は、経営の中では、ほんの一部です。

僕は経営者とともに歩みながら、難局を乗り越えるお手伝いをしていきたいのです。