プロとは何でしょうか?
その仕事でお金を稼いでいる人のことでしょうか?
もちろんそれはありますが、僕は「生き方そのものがプロ」のことだと思っています。
ギタリストで、
指のケガする可能性のあるスポーツは絶対にやらないという人がいます。
この人はプロとして生きていると思います。
ギターがうまいとか、下手だとか、そういうことに前に
プロフェッショナルと言えると思います。
僕は自分を表現することのプロだと思っています。
ここでやっかいなのは、
表現のプロというのは、その領域が広いほど、
生活のすべてがプロの生き方になると言うことです。
僕はよく本を読みます。
それでも本を読むことは趣味ではありません。
まだ自分が知らない新しい言葉の表現に出会うために
いちばん効率的なトレーニングだと思っているだけです。
そして、映像にしても、イラストにしても、
それを自分の表現に活かすことができないかを考えて見ている。
ライトのスタッフの中には、
休日にも、絵を描き、文章を書く人がいる。
それはやはりプロだと思いますし、
そういう人たちは、やめろと言っても、やるのです。
生き方がプロということは、
生活すべてが表現に囚われてしまうことです。
そして、それが嫌だという人は、やはり表現のプロには向かないのかもしれません。