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ビジョンと販売戦略

会社のビジョンは、抽象性の高い概念で
僕は良いと思っています。
会社のビジョンが具体的になればなるほど、
販売戦略に似たものになっていく傾向が強いからです。

例えば、
ライト・ア・ライトは、「岩手を面白くする」というビジョンがあります。
これは近い将来、「東北を面白くする」というビジョンに変わるかもしれません。
ライト・ア・ライトのマーケットエリアが徐々に広がってきていることもあり、
東北全体を視野に入れることが必要になってくると考えるからです。

制作会社の仕事はこれからどんどん減っていきます。
というか、浸食されていく。プロにしかできないものはどんどん減っていく。
そして、プロフェッショナルの専門性が失われた時、
お金はもらえなくなります。自分でやれることは、ほぼ0円なので。
これはこれからの時代、当たり前のことです。

そういう時代が近づいてきているからこそ、
自分たちの手で新しいコンテンツ、興味深いコンテンツを作り出していかなければならない。
そこにあるのは「面白い」というキーワードです。
「面白い」と言う言葉も人によって違います。
勉強になる、社会の役に立つ、地域の活性化につながる。これはすべて「面白い」ことと考えられます。
「面白い」ことに人は敏感に反応します。僕らはそれらをビジネスに育てていきたい。

このビジョンがあって、販売の戦略です。
「面白い」ことを、まず人にわかるように伝える技術が必要になります。
そのためには企画書や表現制作のレベルを上げなければならない。
プレゼンの能力も当然必要になります。
通常の仕事で培ってきたネットワークを活かすことで、それはさらに加速していきます。

従来の制作会社のスキルを保ちつつ、営業やネットワークを活かすことで
ビジネス化を目指していくのです。