力量も能力のある人間が陥る落とし穴があります。
それは、「一人で仕事が出来てしまう」ということです。
一人で仕事が出来てしまうというのは、
当たり前ながら、他の人に頼る必要がなく、
自分一人で完結できてしまう。
それによって、それが自分のスタイルになってしまうのです。
そして、自分が出来ないこと、苦手なことををやらなくなってしまうのです。
外部の協力を得る機会でも、それは業務の一部を「振り分け」ているだけで
協業になっていないのです。
そして、それが続くことで、もともと持っていた高い能力は錆びついていきます。
周囲から刺激を受けられずに、時代遅れの人になってしまう。
一方で自分が「力量がない」と思い込んでいる人は、
周りの力を借りることが日常になっています。
そこから刺激や新しい情報をもらうことで、
どんどん自分の仕事の幅を広げ、高い目標を設定するようになる。
そこを目指して、どんどん成長していく。
力量のある人間。
それは、経営者から見ても、すごく頼りになる人間ですし、
外部から見ても、仕事を頼みたくなる人間です。
ただ、そこには危険性をはらんでいる場合が多いのです。
ライト・ア・ライトの育成には、
この視点に重点を置いています。
力量を高め続ける、長く活躍できる。
周囲のことにも気を配ることができる。
そういう人材を育てていきたいと思っています。