上司のパワハラなどが原因で、
体調を崩したり、最悪の場合は自殺してしまったり。
そういうニュースはなくなることがない。
僕はこういうニュースを聞くと疑問に思うことがあります。
正直、僕が新人の頃は「パワハラ」という言葉自体がなくて、
今でいう「パワハラ」は今の比較ではないほど多かったと思います。
言い出したらきりがない。
僕がその時に思ったことは、自分がマネージャーになったら、
こういう慣習はなくそうと言うことです。
厳しい上司が悪いとは思わない。
後輩をちゃんと育てようという使命感を持って、
そして、成長に導いてくれる人もいた。
それはパワハラではない。
その一方で上の世代がやってきたことを
やられた世代が同じように繰り返す。
同じように理不尽にふるまう。
これは明らかにおかしいし、そこには学びがない。
人を育てるためには、
水平的成長と垂直的成長の両方が大事だと思います。
垂直的成長は
仕事における知識やスキルの吸収です。
日々の仕事をする上での武器を増やしていく。
一方で
垂直的成長は
人のことを考え、どのように理解を深めていくかということ。
この両方をちゃんと最初の頃から教えていく。
そうすることが、技術とともにリーダー的な素養も高めていく。
知識やスキルを学ぶだけでは、指示待ち人間になっていきがちです。
そして、いざマネージャーになったとしても、
そこには後輩に伝えられるものが何も育っていない。
そういう状況にならないために、会社としてちゃんと人間を育てていく。