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ある広告営業マンの話

その営業マンのことは新人の頃から知っています。
それだけにその成長の道筋も見てきた。

彼とは何度も競合プレゼンに挑みながら、
今までただの一度も勝つことができなかった。
もう3年くらい負け続けていた。
それでも絶対にめげない強さが彼にはありました。
長いレースに息切れしない頭の体力がありました。

学ぶことにも貪欲で、
彼は仕事仲間であるとともに、
企画プランナー講座の生徒でもありました。
器用なタイプではないけれど、
一歩一歩着実に力を付けてきました。

いつからか
一生懸命な彼を「勝たせる」ことが、
僕のモチベーションになっていたのも事実。
一生懸命やっている人間が報われないのは、
僕は認められないからです。

今回の競合プレゼンで、やっと彼を勝たせることができた。

入口はこじ開けた。あとは彼の努力しだい。
へこられない彼ならば、きっと大丈夫。そう思えるのです。