日本という国を振り返ると
チームの力で戦ってきた国だと思うのです。
もちろん様々な産業で言えることだと思うのですが、
スポーツにおいてはなおさら顕著です。
体格では劣る日本人が国際舞台で勝ち抜くには、
やはりチームの力が重要になる。
それぞれが役割を果たしながら、
勝利に貢献してきたからこそ、
今の国際舞台での強さがある。
この国民性は世界的にも評価されており、
チームで戦うことの重要性が見直されている。
その一方で、この頃の起業ブームで
「一人会社」というものが増え続けている。
企業が人を抱えるのが難しくなったこともその理由でしょう。
ネットやAIの進化によって、どんどん一人でできる環境は整ってきている。
もちろん、そのメリットもあるでしょう。
ただ、日本が得意とし、培ってきたチームプレーの強さが
どんどん損なわれているような気もするのです。
チームプレーが得意だったはずなのに、
チームプレーが苦手な人を生み出し続けている。
産業の足腰は弱り続けている。
そんな時代だからこそ、もう一度、チームプレーの力を問いたいのです。