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企画者の前にある3つの階段

企画プランナーの仕事には、
大きく分けて3つの階段があると思います。

第1ステップ 頭の中にあったものを落とし込む

第2ステップ 企画を実現するための行動

第3ステップ ビジネス化への道筋づくり

この3段階をすべて担当するのが、岩手の企画プランナーだと思います。
企画プランナーの仕事を第1ステップの部分だけと考えている人が多いのですが、
そういうものではないことを知っておいたほうがいい。

第1ステップでは、
頭の中にあった構想、自分が立てた問いを、ちゃんとわかりやすく説明する技術。
それは、企画書の形になることが多いのですが、もちろん口頭でもかまわない。
ここで大拙なのは、ちゃんと相手に「伝わること」。
企画者の中には、難しい用語や新しいツールをか通用することで、
自分を優秀に見せようとする人がいるけれど、むしろそれは逆効果。

第2ステップでは
企画が通ったとして、さて、どうやって実現していくかということが問われる。
企画自体は良かったけれど、実現を検討するうちに破綻していくものも多い。
いわゆる企画倒れというものです。だからこそ、実現するために、人に会い、交渉を行う。
そんな能力も企画プランナーには求められる。

第3ステップでは、
その企画がちゃんとお金になるものになっているか。永続できるかが問われる。
どうやってお金を稼いでいくか、スポンサーになってくれる人・企業はいるのかなど、
ちゃんと視野に入れていくことも求められる。

この1~3のステップを見ていても、
段階ごとに難易度は上がるし、人の手も借りなければならない場面が増える。
ただ単に企画を考えるのが好きというレベルではまっとうできるものではない、

岩手では、企画プランナーがなかなか育たない。
その背景にあるのは、この仕事の難しさに尻込みしてしまう人が多いのかもしれない。