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本棚は、過去の自分が興味を示したものの集積

本棚を見ると、その人がどんな人かわかると言います。
それは本当にそうだと思う。

例えば、ライト・ア・ライトの本棚に並んでいる本の多くは
僕が選んだものが並んでいる。
僕がどんなことに興味を持っているかがそこからわかると思います。
何もをしゃべらなくてもきっと伝わるものです。

ある意味、自分が興味を持ったもの、興味があったものの集積が
本棚なのだと思います。

ライト・ア・ライトの本棚に並んでいる本は
おそらく10,000冊を超えていると思います。
それらすべてを僕も読んでいるわけではない。
「いつか読むかもという程度のものもけっこうあるのです」

そして、すごく不思議なことなのですが、
仕事の資料を探している時に、
ちょうどいい資料が見つからない。
そういう時に限って、
それらの本たちが主張を始めるのです。
まるで
「そのことなら、僕(=本)の中に書いてあるよ」
みたいに。本に呼ばれている感じがするのです。

そして、過去の自分が未来を予見したように、
今は読む必要ないけど、いつか役に立ちそうだなと買った本で
そういう現象が起こる。過去の自分に助けられている感じなのです。

たまたま読んだ作家の本が面白くて、
他の本も読んでみたいなと思う。
それでアマゾンで検索してみると、
すでに買っていたことがわかったりする。
探してみると、本棚の奥にその本が並んでいるということもありました。

人間は自分のことがわからない。その通りだと思います。
僕は僕自身がわからない。ただ、本棚は正直です。
そして、僕以上に僕のことをわかっているのかもしれません。