以前のビジネスの現場では、
正解の理解力、遂行力が求められていました。
正しい答えがあり、それを理解し、ちゃんと業務の中で行っていくということ。
これは学校の勉強にも当てはまるものです。
以前の学校の学びでは、一つの正解があり、
それに対して、正しく答えることが
「優秀な生徒」として認められ、そして、いい大学、いい会社に入っていった。
ただ、今のビジネスの現場で求められる人材は、
かつての「優秀な生徒」ではなくなっていることは明らかです。
正しい解を出すことだけが目的であれば、
ネットで検索すれば、たいがいの解はでてくるようになっていますし。
苦労して、いい大学に入った人からすれば、
それは愕然とする事実かもしれません。
ある意味、自分がやってきたことが否定されてしまうからです。
しかし今の時代は、正解が一つではありませんし、
そもそも課題な何なのかが定まっていないこともある。
解決すべきものは何なのか?何をゴールとするのか?
どんな理想に向けて動いていくのか?
そういった「問いの設定力」こそが、これからの重要スキルだと思います。