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万人受けを狙わない

今、ライト・ア・ライトが目指すべき姿を
考えています。
というか、ずっと考え続けている。
例えば、2年。その短い間でも世の中は
想像をはるかに上回るスピードで変わっていく。

理想の姿もどんどん変わっていっていいと思う。
むしろ固執していたら、取り残されてしまう。

ライト・ア・ライトは、
グラフィックから映像まで業域を広げてきました。
それは得意先の事情もあります。
グラフィック一つでは解決できない課題はたくさんあります。
様々な手法を組み合わせることで、
解決に近づく時代とも言える。
その状況に対応するために、自然に業域も広がってきた。

そして、それはライト・ア・ライトの生存戦略とも言えるものだったと思います。
一つの事業が落ち込んでも、他の事業でカバーしていくというような。

ただ、広げてきた結果、
自分たちの個性が薄まってきていることも同様に感じています。

「ライト・ア・ライトと言えば、これだよね」
と言われるものを作っていくことも大事だと考えるようになってきています。

いくつかの得意先の社長に話を聞いてみると
ライト・ア・ライトと他社の違いは、
「お金に結びつく提案」ということがわかります。
そして、それから続くヒアリングの丁寧さ。

自分たちでは意識していなかったことが、
得意先の評価につながっている。
そういうところも考えながら、
もう一度、理想の姿というものを考えなければなりません。

モノ、カネ、時間、人。
それらが潤沢にあれば、幅広い業域で十分に勝負ができる。
ただライト・ア・ライトは少人数ですし、
潤沢な資金もないのが事実。
だからこそ、万人受けを狙うのではなく、
うちに価値を感じてくれる企業と大切に付き合うことを考えなければ
ならないのだと思います。

そして、これは僕だけが考えることではなく、
働くスタッフみんなで考えるものだと思っています。
一人ひとりの声を聞きながら、練り上げていきたいと考えています。