仕事の属人化は良くない。
急にいなくなっても、すぐに出来るようにしておくべきだ。
そういうことが言われます。
実はこれって、組織の都合です。
組織としては、いつでも代替が利くほうがいいのです。
制作に携わる人間にとって、
この属人化というのはあまり意識しなくていいと思っています。
誰でもできる仕事って、面白いですかね?
ライト・ア・ライトのスタッフには、
あなたにしかできないことを持ち味にしてほしいと言っている。
小さな会社で同じスキルが集まったところで、
あまりいいことはない。
むしろ違うスキルを持ち寄ることによって生まれる化学反応を楽しみにしているところもあるのです。
そして、その人だからこそできることを武器にしていってほしいと思う。
それが属人化と呼ぶのでしょうか?なんとな違和感を感じます。
仕事をしている中で、時間がない仕事はままあります。
仕事においてスケジュールは最優先されるものなので、
見切り発車でスタッフに作業を進めてもらうこともあります。
その時に、進めていく中で変更が生じそうな部分については、
その部分は企画を考える自分が負うようにしています。
時間のないところで、スタッフに変更指示を出すというのは
なかなかストレスがかかることですし、微妙なニュアンスを伝えるのは難しい。
それであるならば、自分でやったほうがいいと考えるからです。
これこそ属人化なのかもしれません。
ただ、それが一番最適という場合も制作の仕事には多いのです。