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織田信秀

織田信秀というのは、織田信長の父親です。

武道はもちろん、歌道にも精通した勉強することに
熱心な武将だったと言われています。

この信秀が嫡子の信長に与えた教育は
ある意味、過去の常識からは大きく外れたものでした。

将来、領主になる息子には
武道だけでなく、ちゃんと教養を身に付けさせたい。
そう考える武将が多い中で、
信秀は信長が自分からやりたいといったものだけを学ばせた。
過去の慣習は一切無視です。

聡明だった信秀は、ひたひたと近づく戦国時代の足音を聞きながら、
これからの武将に求められるのは、
今までにない新しい発想であり、古い慣習に倣うことではないと考えていたのかもしれません。

それらの教育の成果もあり、
信長は新しい戦法を次々に開発し、
戦国の覇者へと駆け上っていきました。
さらには日本を一つにまとめ上げるという、
誰も想像さえしなかった大事業を立ち上げた。
(あと一歩まで迫りながら、本能寺で横死してしまうのですが)

これからの時代、
デザイナーはこういう分野の専門家とか、
そういう枠組みはどんどん外されていきます。
プロでなくても、すごい人はあちこちから出てくる。

だからこそ、今までのやり方をしていてはダメなのです。

ライターをやりながらWEB領域の知識を深めていくのも当然ありだし、
デザイナーが企画書を書いてもいいのです。

信秀のように、未来を予見し、そしてそこに求められるものを見定め、方向性を指し示す。
それもライト・ア・ライトの社長として、僕がやるべき仕事なのだと思います。