プロ野球選手が引退する時、
「向かってくるボールが怖くなった」
「2軍にいることが悔しいと思わなくなった」
そんなことを言う。
僕はそれがよくわかるのです。
現役で戦うということは、負けじ魂であり、
まだまだやれるという実感なのだと思います。
先日訪ねてきた20代の女性は、
コピーライターとして頑張りたいと言っていた。
岩手ではコピーライターを仕事にしている人がどんどん減ってきていて、
その一方で「なんちゃってコピーライター」が増殖し、ポエムみたいなコピーを書いている。
これはあまりにも淋しい現実。
だからこそ、コピーライターをやってみたいという若者は
それだけで応援したくなるし、口数も増える。
こんなことをやったほうがいい的なアドバイスにも熱がこもる。
そして、心の奥底では、まだまだ負けられないという気持ちが湧き上がってくるのです。
僕は現役であることにこだわっています。まだまだ上手くなりたいし、うまくなれると信じています。
その気持ちがなくなったら、潔く退場しようと思っています。