message

スライス・オブ・ライフ

広告の手法に「スライス・オブ・ライフ」というものがあります。

生活の1シーンを切り取り、その中に伝えたい商品・サービスを浮き上がらせる。

「ふだんの生活でこんな時ってありますよね?そういう時にこの商品は便利ですよ」
みたいな感じでしょうか?

かつてから使われてきた手法ですが、
この頃、「スライス・オブ・ライフ」の手法を使った広告というものが
見なくなったなと思うのです。
(不便を切り取ったものはあるけれど、それは個人であって、生活をあまり感じないのです)

ノーマン・ロックウェルという画家が僕は好きなのです。
アメリカの生活を切り取った画風は、今見てもすごく新鮮に見える。
というか、人間の暮らしというのは、服装や髪型は変わっても、
人間の考え方や気持ちはそんなに変わらないのだなと改めて思うのです。

そして、ノーマン・ロックウェルの絵を見ていると、
その当時の風俗や流行までも見えてくる。
時代検証にも使えるほど緻密に描かれ、
かつての人たちがどんな生活をしていたのかさえわかる。

今の広告は、その時代の空気感をちゃんと伝えられているだろうか。
未来の人が見た時に、ちゃんと暮らしを感じてくれるだろうか。
と反省の思いもあるのです。

今だからこその広告をちゃんと作っていきたいと思うのです。