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風車の理論

プロレスラーのアントニオ猪木さんが
この「風車の理論」という言葉をよく使っていた。

アントニオ猪木さんが立ち上げた新日本プロレスが
目玉になる外国人レスラーの招聘ルートがほとんどない状態でした。

メジャーで知名度のある人気レスラーは
ジャイアント馬場さんが立ち上げた全日本プロレスに押さえられていたことも要因です。

そこで猪木さんが考えたのは、
知名度はないけれど、潜在能力のあるレスターを発掘して、
新日本プロレスで育て上げるという方法でした。

アントニオ猪木がその外国人レスターと戦い、
技を受けまくり、相手レスラーの魅力を最大限に引き出す。
ファンたちは
「猪木をあれだけ苦しめたんだから、すごいレスラーなんだろう」
というイメージづけが出来ていきます。

その戦略によって、たくさんのスターが新日本プロレスから誕生しました。
粗削りな若者だったハルク・ホーガンは、
日本のマットで磨かれ、逆輸入する形でアメリカでもトップスターになりました。

「風車の理論」。
相手の能力、魅力を最大限まで引き出し、
すごい試合を作り上げる。
(引き出した末に、アントニオ猪木が勝つという理屈だったのですが)

僕はキャリアだけは長い。いろいろな仕事のやり方を学んできた。
そして、若い制作者と仕事をする中で、
彼、彼女の能力を最大限に引き出して、
ともに仕事を作り上げたいと思っています。

それが僕なりに解釈した、風車の理論です。