若いスタッフは、「ガキ扱い」されることが多い。
「あの子、駆け出しでしょ。大丈夫?」
「ガキの使いみたいな仕事になるんじゃないの?」
そういうのは何回も聞いてきた。
そして、僕はこう言葉を返すのです。
「ガキは恐ろしいよ。成長が速くて。一気に抜き去るくらいに」
「ガキ扱い」の裏には、どこか自分をおびやかすかもしれない存在への恐怖があります。
だから、「ガキ扱い」して体面を保とうとするのです。
そういう年長者はもってのほかだし、若者もしゅんとしてないで、
「ジジイ、ババア、すぐに引きずり落してやるからな」くらいに思っていればいい。
そういう鼻っ柱の強さって、若者の特権じゃないですかね。