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社会人としての余命

この頃、人に会い、そして、人と人をつなげることに
多くの時間を割いています。

この人とこの人は合いそうだなと感じた場合には、
会食の場を設けて、実際に会わせることがある。
そして、その人たちがつながって、ビジネスが動き出すのがうれしいのです。

人に会う機会も多い。
会社を訪ねてくる人、僕から誘って会う人。
わざわざ訪ねてくる人を断ることはありません。
他のスケジュールをずらしてもらい、面談に時間を取ることもある。

最近の自分でもよくわからない感情は、どこから来ているのか?
その理由を掘り下げてみると、
やはり僕の「社会人としての余命」が残りわずかだからだと思います。

僕くらいの年になると、
同世代はすでに管理職になって現場を離れていることは少なくない。
さらには、定年退職でいなくなる人も少なくありません。
今の自分が持っているネットワークの賞味期限も近づいている。

僕はネットワークはもちろん、自分が抱えている目には見えない財産を
ライト・ア・ライトのスタッフ、そして、次世代を担う人たちに渡していきたいと考えています。

誰もが社会人としての人生を終える時が来ます。
そして、その時に必ず振り返る。
自分がやってきたことは何なのか?ちゃんと人の役に立つことができたのか?
それを自問自答するはずです。
そして、終わりの瞬間に、納得できるのか、満足できるのか。
そういうことをこの頃強く意識しています。

僕が蓄えたノウハウは、全部置いていく。
ただ、それを生かせるかどうかは、受け取った人しだいなのです。