映像会社を経営している古くからの仕事仲間がいます。
彼が経営している会社に初めての新入社員が入るとのこと。
それは、彼の息子さんです。
制作業界の先行きは楽観できるものではない。
それは父の姿を見て十分に知っているはず。
それを知りながら、入って来る若者。
この話を聞いて、本当にうれしい気持ちになりました。
僕より年下で、君づけで呼んでいる彼の息子さんが働くという事実。
自分の年を考えずにはいられない。
来る人がいれば、去る人もいる。
前の会社の先輩がリタイアすることになった。
すでに定年を迎えており、継続雇用として働いていたが、
それも終わりになるとのこと。
新人時代にいろいろと面倒を見てくれた。
初めての盛岡暮らしの僕に
冷麺をごちそうしてくれたのも、じゃじゃ麺に連れていってくれたのもこの先輩でした。
覚えていないくらい、たくさんの仕事を一緒にしてきました。
新聞5段広告を14日間連続で掲載した仕事は本当に大変だったし、たくさんの賞ももらった。
自分の新人時代を知っている人がどんどんいなくなることは寂しいけれど、
いずれにしろ僕もそっちのほうへ近づいていく。まだまだ頑張るつもりだけれど。
うれしいことがあって、寂しいこともある。
Helloとgood byeが交錯するこの季節。