「仕事を選ぶ」というのはよく聞きます。
ただ、僕は人間のほうが「仕事に選ばれる」ということのほうがしっくり来るのです。
好きだからといってできない仕事はたくさんあります。
どんなに野球が好きだからといって、プロ野球選手になれない人はたくさんいます。
やはりプロ野球の選手になるような人は、その仕事に選ばれた人なのです。
仕事で結果を出している人というのは、やはりその仕事に選ばれているのだと思う。
「おまえは、こういう部分で能力があるから、仕事をさせてやろう」
と仕事に言われているような気がするのです。
そして、仕事に愛された人間が、仕事に打ち込む。
それはとてつもなく魅力的に見えます。
まったく違う業界の人に会う機会がありますが、
やはり仕事に愛され、そして、仕事を愛している人の言葉はすごく魅力的です。
聞いているほうがワクワクしてくる。まるでその仕事が光り輝いているように。
職場結婚はいまだに多い。その理由を考えました。
それは、その人の輝いている時間を見てしまっているからだと思います。
職場に、仕事に愛され、そして、仕事を愛して、真剣に打ち込んでいる姿は
傍目からみてもかっこよく見えると思います。
「この人、すごくキラキラしている」
「人の役に立つために頑張っている」
と思われて、恋に落ちる。
そう考えられないでしょうか?
仕事で稼いで、すごくお金を持っている人。
きらびやかな業界で仕事をして、人脈を持っている人。
それよりも、
仕事に愛され、打ち込んでいる人のほうがいい。
恋愛を一つの例にしましたが、周りの人から見て、
仕事を楽しそうにしている人は、
いい雰囲気をもたらしてくれますし、応援したくなるものです。
仕事に愛されている人間は、
結局、人にも愛される。
そういうことだと僕は思います。