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サイード・アミディ

サイード・アメディという人の話です。

この方はイラン系アメリカ人で、
幅広くビジネスをしていた。
ペルシャ絨毯を販売したり、不動産業も手掛けるなどなかなか手広い。

サイード氏は、スタンフォード大学の近くにビルを持っていたそうです。
1階は絨毯を売るお店で、上の貸事務所にしていた。
その貸事務所に入ってきたのが、
創業まもないGoogleです。社員3名の会社はどんどん多くなっていく様子を見ていたのだと思います。
そして、このビルには初期のDropboxの入居していたそうです。

商売人だったサイード氏は、
最初はそういったスタートアップ企業を積極的に受け入れ、
家賃収入を取っていたそうですが、
それだけでなく、ペルシャ絨毯を買いに来る顧客に
スタートアップ企業を紹介するようになったそうです。

ペルシャ絨毯は高額な商品です。それを買う人たちは富裕層が多い。
店を訪れる富裕層に、スタートアップを引き合わせ、そして、投資してもらうことで仲介料を得る。
そのほうが儲かると考えるようになったわけです。

まったく表に出てくる人ではありませんが、
ある意味、今のビッグネーム企業を影で支えていた人物とも言えます。

僕はこういう話が好きです。
そして意欲ある若者を引っ張り上げるために、
もっともっと稼ぎたいと思うのです。