去る人がいれば、来る人もいる。
去る人に比べれば、圧倒的に少ないけれど、それでも来る人がいる。
制作会社というのは、
今までと同じことをやっていたら、
どんどん厳しくなっていく業界。
それでも夢を持って、志す人がいる。
この世界で生きていきたいと情熱を持っている人がいる。
彼らは宝物だ。大切に育てなければならない。
そして教えなければならないのは、耐用年数が長い技術。
例えば、パソコンのアプリは、
本当に耐用年数が短い。どんどん短くなっていく。
覚えても覚えても、次から次へと陳腐化していく。
そういうものを教えても意味がない。
僕が教えるのは、本質的で長く使える考え方です。
人間の変わらない部分をしっかり見つめていく技術です。
僕が先輩方から夜中の事務所で教わってきた生き方です。
来る人を温かく迎えるだけでなく、
強い人間に育てていく責任があるのかなと思う。