陸上の練習で、
アシステッドスプリント法というものがあります。
これは走っている人を、バイクや自転車で引っ張る練習方法で、
自分の普段以上のスピードを体感させることで、
自分が感じている限界を超えていく感覚を
身体と脳に植え付けるというものです。
僕はこれは仕事にも応用できると思っています。
人間というのは、自分で限界を作ってしまいます。
それは暗示みたいなもので、それ以上は無理と思いこんでしまうのです。
「こんな仕事したことないし、自分は無理そうだな」
と思っている社員に、敢えて仕事を任せて、サポートしながら乗り越えさせる。
そうすることで、自分の限界だと思っていたことが、
実は限界ではなかったことを知るのです。
成長の足枷となるのは、自分の中にあるリミッターです。
これを外させる。考え方を変えさせる。
そうすることで、若い社員は一気に伸びていくのです。
僕は今、仕事場で、若い社員がびっくりするスピードで
伸びていくのを体感しています。
負荷を与えられることは辛いことかもしれない。
ただ、それを乗り越えた先には、過去の自分とは明らかに違う自分がいます。