年齢、キャリアを重ねることで、
手にするものは増えてきます。
その中には不要なものがけっこうあるような気がしています。
余計なプライドとか、
しがらみとか、
仕事を独占したい欲とか。
そういうものは知らず知らずのうちに
自分の内側にこびりついて、よからぬ状態を作り出す。
放てば手に満てり。
これは禅の言葉なのですが、
手放してこそ、大切なものが手に入るという意味だと思います。
長い間、仕事をする中で、
両手はいっぱいです。
そして、それを手放したくないという気持ち。
この執着から解放されなければならないと思います。
だから、どんどん手放していく。
手放さないと、新しいこと、本当に大切なことが
上から落ちてきても、手に取ることができないのです。
僕はどんどん手放していきたい。
まだ手が空いている若い世代に、どんどん渡していきたい。