ここ数年意識していることは、
自分の働く業界以外の人に積極的に会うということです。

経験値と言う言葉がありますよね。
僕はこの言葉というものはすごく危うさを含んでいると思うのです。
場数を踏むことで、キャリアを重ねることで、
経験値は上がっていきます。
仕事に取り掛かる前から、おおよそのことが見えてしまう。
こうなるだろうな、ミスが起きるとしたら、こういうことだろうな。
と、そんなことが見えてしまう。

ある意味、仕事をお願いする時に、経験値というのは大事になるのですが、
やってる本人からすると、仕事に対するトキメキの量は反比例して減っていく。

同じ業界の人と話をしていると、
だいたいこういう流れになっていくのだろうなということもわかってしまうのです。

だから、自分が働く業界以外の人と会うことで刺激を得ている。
活力を得ていると言ってもいいかもしれません。

そして、気づいたことがあります。

仕事の領域から離れた人と会っているはずなのに、
小さなことをきっかけに、
その人と仕事をすることになったり、
さらには、その人を別の人に紹介して新しいことがはじまったり。

縁というものが、いつの間にか円になっている。
これはすごく面白いことだと思います。