年度末が近づくと、
なぜか会社を辞めたいという相談を受ける機会が増えます。
そういう人にまず聞くのは、
自分で考えて決めたのかということ。
「いろいろな人に相談したんですけれど…」
みたいな話し方をする人は、
まわりの意見に流される人が多い。
誰に言われたからではなく、まず自分で決める。
その覚悟ができていないと、辞めてからきつくなります。
そして、辞める時に大事なこととして、
「ちゃんと辞める」と言うことです。
しこりを残して辞める場合は、自分に対しての評価に納得していない場合が多い。
だとしても、辞める時には、会社側にこれまで自分を雇ってくれたことへの
感謝の思いを伝えること。それは「ふり」でもいいのです。
「ふり」でもいいから、ちゃんと伝えて、笑顔で送り出してもらったほうがいい。
最後はあまり出社しなくなったり、
挨拶もせずに辞めていったりがあまりにも多い。
あるいは就業時間中に、こそこそと次の仕事の準備をしたり。
そういうのは気づかれないと思っているのは本人だけで
驚くほど周囲の人は感づいているものです。
そして、その姿を見て、「かっこわるいな」と思っているのです。直接言わないだけで。
辞めた後にも応援してもらえる。そういう辞め方が正しい辞め方です。