「スピード!」の続きです。
仕事において、自分を計測できている人は少ない。
ここがポイントです。「記憶」を「記録」していくことが重要です。
50メートルを何秒で走るか、英語のテストで何点取れたか、
学生時代には、自分の「記録」がたくさん残されていました。
それが社会人になると、自分を計測する場面はほとんどなくなります。
だから、急に記憶だよりになってしまい、自分の能力が曖昧なものになるのです。
以前やった時には、このくらいの時間でできたはず。
そういう目分量に支配されている限り、仕事のスピードは上がらないのです。
僕の場合、一つのメールを書いて送るまでにかける時間はほとんど2分以内です。
朝会社に来て席についてからの30分で、メールの返信を一気にやってしまいます。
自分のスピードが計測できているから、どれくらいのことが、どのくらいの時間でできるのかがわかっています。
企画書25ページを仕上げるのに、どれくらいの時間がかかるか。
2000時の原稿を書くのに、どのくらいの時間がかかるか。
このサイズの仕事の打ち合わせは、どのくらい必要か。
そういうものの時間が計測できていることで、
かなりの仕事をこなすことができているのです。