立て続けに原田マハさんの本を読んでいます。
物語の構成も見事なのですが、
人間の描き方がすごく上手で、
さらに目線が温かい。
書いているマハさん自身が
その主人公を応援しているような。
そんな気持ちにさせてしまう。すごく筆力だと思います。
面白い本というのは、もう止まらない。
深夜だろうが、読むのを止められなくなります。
そして、ずっと頭に滞留し続けていて、
ついついその作品のことを考えてしまったりする。
これは何かに似ているなと思ったのです。
それは、面白い仕事をしている時に似ている。
こんなことをやってみよう。
やってみたけど、軌道修正したほうがいい。今なら間に合う。
もっともっとクオリティを上げたい、どうすればいいか。
そんなことを思い始めると、自分が止めようと思っても止まらないのです。
のめりこむのは、僕は嫌ではありません。
そして、うちのスタッフにも、
そういう経験をしてほしい。
楽しくて、止められなくなる。そんな仕事に出会ってほしいと思うのです。